今回は、先日行ったWB工法の家の大工工事についてご紹介します。
WB工法では、特に「通気欠き」が多く登場しますが、これには大切な理由があります。
通気欠きとは?
「通気欠き」とは、建物の構造材や壁、天井、床などに設けられた小さな隙間や開口部のことです。これにより、建物内部と外部の空気がスムーズに循環します。
WB工法では、この通気欠きを活用して建物全体の「呼吸」を促し、湿気や化学物質を自然に外に逃がします。その結果、室内が快適で健康的な環境になります。
大工工事でのポイント:通気欠きの設置
大工工事では、通気欠きの設置に特に気を配りました。以下のような場面で活躍しました。
- 壁材と構造材の接合部
壁の内側には湿気がたまりやすい場所があります。ここに通気欠きを設けることで、湿気を効率的に排出します。 - 床下の通気
床下の空気が滞留しないよう、通気欠きを適切に配置。これにより、カビや腐敗のリスクを減らします。 - 屋根裏の換気
夏の暑さを軽減し、湿気を逃がすため、屋根裏にも通気欠きを設けています。
通気欠きが生むメリット
- 健康的な住まい
湿気や化学物質を外に出すことで、住む人にとって快適で健康的な環境を実現します。 - 建物の長寿命化
木材や断熱材が湿気で劣化するのを防ぎ、家全体の寿命が延びます。 - エコで経済的
機械換気に頼らず自然な空気循環を利用するため、電気代を抑えられます。
WB工法ならではの魅力
今回の工事では、通気欠きがこれほど多くの役割を果たしていることを改めて実感しました。
機械に頼らない自然な仕組みで、建物が快適な空間を保つ。
これがWB工法の大きな特徴です。
施工中は細部にわたって通気欠きを確認しながら作業を進めました。
WB工法にご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。